日本でも「Pac-Man（パックマン）」「Space Invaders（スペースインベーダー）」で有名な老舗ゲームメーカー「Atari（アタリ）」が、オンラインカジノでの利用を想定した仮想通貨「Atari Token（アタリ・トークン）」という新規コインを発行する事を発表した。

今回、アタリが計画を発表したのは、第2トークンの「Pong Token」を用いて、オンラインカジノ専用の2次通貨のPong Tokenの発行を行うという物。 匿名性の高いオンラインカジノと仮想通貨の相性が良いという理由から、Atariは、この仮想通貨「Atari Token（アタリ・トークン）」を利用して運営される新しいカジノプラットフォームを作り出し、業界のプラットフォーム市場でナンバー１を目指す考えだ。

アタリが発表した仮想通貨「Atari Token（アタリ・トークン）」が発表された事で、オンラインカジノ分野での仮想通貨利用が話題になっているが、世界的に見ると、既に業界では仮想通貨「ビットコイン」が利用できるカジノが沢山存在している。

中でも、2014年に設立された世界初公認のビットコイン専門のオンラインカジノ「ビットカジノ（Bitcasino.io）」は、オンラインゲーミング業界のアカデミー賞とも言われる「EGR Operator Awards 2016」で、ライジングスター賞にノミネート、2017年には、オペレーター賞のスロット・オブ・ザ・イヤーにノミネートされるなど、その急成長が世界的に認められているサービスでもある。

アタリは、既に既存の仮想通貨で市場形成されつつあるオンラインカジノ業界に、新しい専門性のある仮想通貨でナンバー１の地位を掴む事ができるのでしょうか。その成果は業界のみならず世界中から期待されている。

仮想通貨がブームとなっている現代において、この発表は市場に響いた様だ。 まだ計画段階というだけのニュースでも、アタリの株価は発表直後から60％の上昇となり、まさに「噂で買って事実で売る（Buy the rumor、Sell the fact」がそのまま現れた格好となっている。

アタリは、2017年に発表した「Ataribox」のリリースも延期している事から、この壮大なプロジェクトがいつリリースできるのかは未定だろう。