二度見した…ザハ氏デザインのホテルが2018年マカオにオープン予定
マカオのシティ・オブ・ドリームスに新しいホテル棟がオープン予定です。シティ・オブ・ドリームスは現在、クラウン・タワーズ、ハードロックホテル、グランドハイアット・マカオの3つのホテルが存在していますが、ここに新たにホテル棟が建設中です。
シティ・オブ・ドリームスの世界観
シティ・オブ・ドリームスといえば、ギャラクシーやベネチアン、グランドリスボアのような派手で、どこかの国を連想させるような細部に凝ったデザインではなく、あくまでシンプルで落ち着いた、むしろ夜空や宇宙といったものを連想させるような建物が特徴的です。
名前がシティ・オブ・ドリームス(夢の都市)というくらいですから、必然的にそのような連想になるのかもしれません。
真ん中が気になる…あみあみの近未来型建築
真ん中のトンネルらしきものが非常に気なる近未来型建築。
曲線が美しく、メタリックで硬そうな見た目でもどこか女性らしさを感じる、シンプルながら洗練されデザインです。
それもそのはず、デザインをしたのは曲線の女王とも、実現の難しさから机上の建築家とも呼ばれる女性建築家のザハ・ハディト氏なんです。
ザハ氏…ん?聞いたことあるぞ…?
2020年の東京オリンピックに合わせて建築予定の新国立競技場デザインコンペで、一つのデザイン案が採用。しかしその複雑なデザインがゆえに建築費用が膨らみ、一度採用したデザインにもかかわらず、その話が白紙になってしまった…という騒動がありましたよね、そのデザインをしたのがザハ・ハディト氏です。
ザハ・ハディド氏と言えばあの東京2020新国立競技場案で日本中に名を知らしめたイラク出身の建築家で英国建築協会付属建築学校(AAスクール)で建築 を学び、後にロンドンで独立、2004年には女性として初めて建築界のノーベル賞ともよばれるプリツカー賞を受賞しています。
実は世界的に非常に有名な建築家なんです。
日本以外にもさまざまな国の、さまざまな建物のデザインをしていますが、ただでさえ建物の建築は長期になりやすいものなのに、デザインが複雑で未完成の建物は世界にいくつもあるといわれています。(もちろん完成している建造物や、建造物以外の作品もたくさんあります)
そんな中2016年3月31日ザハ氏が心臓発作のため、65歳で急死したニュースが報道され、マカオのホテル建設プロジェクトへの影響が懸念されましたが…
マカオの日刊英字経済紙マカオビジネスデイリーが4月3日付電子版で報じた記事によれば、シティオブドリームズマカオの運営会社、メルコクラウンエンター テイメントの広報担当者は同紙の取材に対し「我々はザハ氏の急死の報を受け深い悲しみに包まれるとともに、ザハ氏のご家族、ザハ・ハディッド・アーキテク ツのスタッフに対して心からのお悔やみを申し上げます」とした上、「すでにデザインは完成しており、今後もザハ・ハディッド・アーキテクツをはじめ、その 他のプロフェッショナル、ゼネコンなどと密に連携しながらザハ氏が遺した偉大な仕事を継続し、マカオのアイコン的存在となるような新ホテルを計画に沿って 作り上げていく」とコメントしたとのこと。
建築続行です。
当初は2017年に完成予定でしたが、現在は2018年に開業予定というのが有力です。
それで中はどうなってるの?
外観も十分気になりますが、建物の内部も気になります。
もっと知りたい人はイメージ動画を!
New iconic landmark in Macau -- FIFTH HOTEL TOWER CITY OF DREAMS, MACAU - YouTube
出典:YouTube
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新ホテルは五つ星クラスで、客室はスイートやスカイヴィラを含め全780室。40階建て、15万㎡の大型ホテルで、2017年の前半にオープンする計画です。天井の高さが30m以上のロビー・アトリウムをはじめ、レストランやスパ、ウルトラ・ラウンジ、スカイプールなども整備されます。
現在は2018年オープン予定。
ローレンス・ホーの願いがこめられている
ザハ氏に新ホテル棟のデザインを希望したのは、シティ・オブ・ドリームスを運営する、メルコクラウンエンターテイメントのCEOのローレンス・ホー氏でした。
ローレンス・ホー氏はカジノ王「スタンレー・ホー」の息子。
スタンレー・ホー氏には4人の妻がいて、子供は17人いるといわれていて、そのうちの1人です。
マカオは東洋と西洋の様々な文化が交差して独自の文化が発展したところ。
ローレンス・ホー氏はマカオにさらにユニークなものを建てたいと考えていました。
ザハ氏とそのチームならこの希望を実現できると思い、依頼したといいます。
「一連の新規開発が進み、注目を集めているこのエリアで、新ホテルは今までにない象徴的な独自性をもつものになるだろう。」
と期待が寄せられています。
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サーディーーン
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