韓国人が唯一入場できる韓国のカジノ「江原ランドカジノ」はギャンブル依存症のモデルケース?
韓国に17カ所あるカジノの内、韓国人が入場できるのは1カ所のみ「江原ランドカジノ(강원랜드 카지노)」しかない。そのカジノの周辺を見渡すと、ギャンブル依存症が引き起こす問題のモデルケースとも言える光景がひろがっていた。
江原ランドカジノ(강원랜드 카지노)
韓国の江原(カンウォン)にあるIRリゾート施設「江原ランドリゾート」には、韓国人が国内のカジノで唯一入場を許されたカジノ「江原ランドカジノ(강원랜드 카지노)」があります。
「江原(カンウォン)ランドカジノ」は、廃鉱地域を国際水準の総合リゾート団地として開発する計画の下、2000年10月28日に韓国人と外国人の利用が可能なカジノとホテルが備わったリゾート施設としてオープンしました。レジャーに対する欲求が多様化している現在、カジノゲームは世界各国の先進リゾート産業としての地位を確立しています。この流れに合わせ、さらに観光産業の重要性を強調した家族型総合リゾートとして、健全なカジノゲーム文化の定着と観光産業のさらなる成長のために2003年3月28日、施設規模477室の特1級ホテルを備えたホテルカジノとして全面リニューアルしました。
日本人が観光で訪れる街ソウルからは200km近く離れており、日本人の場合は、ソウルでもカジノに行く事ができる為、主に韓国人の為のカジノという位置付けでもあります。
この未来的な作りの建築物が「江原ランドカジノ(강원랜드 카지노)」になります。日本人にとってのポイントと言えば、韓国人と一緒に遊ぶことができる唯一のカジノともいえます。
テーブルゲーム200台、スロットマシンとビデオゲーム1,360台など、韓国最大規模の江原ランドカジノは、韓国人と外国人がいっしょに入場できる韓国唯一のカジノです。 江原ランドカジノが誇る華麗で壮大な室内インテリア、やさしく丁重なディーラーサービス、無料で提供される様々なドリンクサービス、カジノビュッフェとVIPラウンジを通じて、お客様にはリラックスした中で楽しく健全なゲーム文化を経験いただけます。
出典:Casino Info
リニューアルされたカジノは、とても美しく韓国最大規模に生まれ変わりました。韓国のカジノでは、ナンバー1と言える洗練された空間に仕上がっています。
遊べるカジノゲームは、ブラックジャック70台・ルーレット13台・バカラ88台・ポーカー16台。その他、ビックホイールやダイサイ・カジノウォー・電子ゲーム1360台を楽しむことができます。
新しくなったリゾートでは、3つのホテルやスキー場・ゴルフ場があり日本人観光客も十分に楽しめるリゾート地になっています。
美しく見える影にあるギャンブル依存症問題
美しいリゾート地という反面、韓国人が唯一入れるカジノという事もあり、国内にカジノができた場合に、その国の人間に起こる「ギャンブル依存症」という問題もあります。
もともとは、この江原は炭坑の街で、衰退の一途をたどっていましたが、カジノによって、この田舎町は救われたのです。何も無かった街に韓国人が押し寄せ、年間来場者は300万人。雇用も多く生みだし、売上も1000億円を超えました。街の税収も潤い「経済対策の起爆剤」となりました。
ですが、それは次の問題を引き起こしました。
「金に困るたびに、しばらく車を預けてカジノに行って、また取り戻すんです。大したことじゃありませんよ。負けたときには家から送金させたり、会社の金を使ったりします。ストレス解消にいいんです」
射幸心があおられ勝負したい気持ちになったり、一攫千金を夢見る人。カジノの魅力に取り付かれてしまった人など、国内にある事で簡単に訪れる事ができる様になり「ギャンブル依存症」になる人々が増加しました。
カジノで勝負する為に、全財産をつぎ込み、そして負けて無くなってしまえば、乗ってきた車さえも質屋に入れて勝負するギャンブラーが増加したのです。
そして、一文無しになった方々。いわゆるカジノホームレスが江原には溢れる様になりました。
江原ランドの入場料は700円と安く、年間およそ300万人が訪れます。質屋の駐車場にはメルセデスやアウディといった高級車を含め、質入れされた車が何台も置かれていました。自身もカジノ依存症で破たんし、質屋をはじめたという店主は「何を言っても、中毒者には通じないですよ」と言います。「このあたり、明け方になるとカジノで負けた人たちがゾンビのように行き場を失い徘徊しています。どんなにアドバイスをしたって聞く耳を持ちません。ここの住民も後悔しています。日本でカジノを解禁したら、まったく同じ現象が起きるのではないでしょうか」
よく韓国人は熱くなる国民性と言われるので、日本にカジノができても同じレベルの事は起きないと思いますが、パチンコをする人を見ても、日本にも一定層の「ギャンブル依存症」の人々がいる事はわかります。パチンコと違い、カジノは、1回の勝負に全財産を投入する事も可能です。
自分で制御できる人は全く関係ありませんが、国内にカジノができた場合に、その国の人に起こり得る可能性「ギャンブル依存症」。江原の状況はモデルケースでもあるかもしれません。
公式ウェブサイト
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