カジノへの入店は24時間経ってから。

カジノの歴史が深いイギリスのカジノでは、もともと会員制の社交場として発達したギャンブル場であったため、誰もがカジノの入れる訳ではありませんでした。特に外国人への解放は全くされておらず、どちらかと言えば閉鎖された空間になっていました。

カジノクラブから認められた会員だけ。そんなのがイギリスのカジノでした。

1968年に制定された賭博法の48時間ルール

そんなカジノクラブばかりのイギリスでしたが、限られた空間で遊ぶギャンブルでは、「悪」の組織との繋がりも多くなってくる事を懸念し、「禁止するよりは、広く合法にして管理する」方向へ方針転換。

設備利用のための課金は許されており、会員制でないクラブにも賭博が許可された。このため、1960年代半ばには100前後のカジノがイギリス国内に次々と開店し、犯罪者の出入りも著しくなった。
「(賭博は)望ましい娯楽ではないが、非合法化して地下に潜られるのは避けたい。許可はするが、厳しく規制することで、一般的な娯楽産業のように拡大・発展することは阻止する」
この時代のカジノは会員制・48時間ルールが必須

この時代のカジノは会員制・48時間ルールが必須

イギリスカジノの「良さ」でもありますが、それほど大きくないカジノクラブだけでなく、大衆の遊び場として、大きなカジノも誕生する様になりました。

ですが、この1968年にできた賭博法は、会員制が基本のカジノでは、カジノへの入店は会員登録後48時間は遊べないというルールが作られました。

イギリスでのカジノは、賭博の管理を目的に「会員クラブ制」を軸に「48時間待ち会員登録制」「ドレスコード(服装規定)制定」「クラブ内アルコール提供禁止」「ゲーム台数や賭け金上限の厳格化」でカジノを適正に運用されるよう規制しています。
しかし、簡単には入れてもらえない。当時のイギリスのカジノはすべてクラブ形式で、48時間前までに現地で入会申請することが条件だった。今ならインターネットで準備OKだろうが、夜のオープンに合わせて受付に行き、初回は手続きだけ。ゲーミング法に基づき、「この48時間の間にもう一度、ギャンブルの影響についてよく考えなさい」というわけだ。

「入店できない48時間の間に、ギャンブルについてしっかりと考えろ」という考え方。2日間の時間で、やっぱりやめておこうとなるのか、モチベーションが上がりまくってしまうのか、どちらに転ぶか微妙ですが、実にイギリス的な考え方です。

NEW LAW, NO MEMBERSHIP, WALK IN FREELY

2005年、賭博法が大幅緩和

2005年、賭博法が大幅緩和

そんなまだまだ閉鎖的だった賭博法が、経済的な影響(主に税収を増やす為)に、2005年に大幅緩和されました。これにより、会員制でなくてもカジノが運営できる様になり、更に、48時間ルールは、半分の24時間に変更されました。

イギリスにおいてのカジノには申請してから24時間以降経たなければ入店が出来ないとされている。カジノをスムーズに楽しむためには、入国後にまず入会申請をしておく必要があるのだ。

" NEW LAW, NO MEMBERSHIP, WALK IN FREELY "
(新法により、会員制無し、入店費無料)

これにより、会員制のこじんまりとしたカジノだらけのイギリスにおいて、大きなカジノの設立が許され、将来的には、シンガポールのマリーナベイサンズや、ラスベガス、マカオの様な統合型のカジノ施設の計画もされているのです。

24時間経たなくても入れるカジノも誕生!

この緩和された賭博法によって、これまでのカジノの営業許可の項目にあった「会員制でなければいけない」という事がなくなりました。よって、会員制のカジノでは、24時間ルールがあり、会員制のカジノで無い場所は、制限が無い事に。

営業許可については、会員登録を利用の条件とすることを義務づけることはできない。
これにより、カジノ及びビンゴクラブ等の利用を会員登録して24時間経過した者に制限する通称「24時間ルール」は撤廃される。

イギリスの非会員制のカジノ

日本人が旅行でロンドンに訪れて、カジノで遊びたくても、会員制のカジノに入るのは、入国後24時間ルールが適用されるので、イギリスに到着して、すぐに登録しても24時間後しか入店する事ができません。

たった24時間ではありますが、旅行者の24時間はかなり重要。

そんな皆さんは、以下の非会員制のカジノに行って楽しみましょう!

ロンドン市街からも、それほど遠くなく、賑わいのあるエリアなので、カジノ以外にも夜遊びが楽しめますよ!もちろんお昼でもOKです。

London Hippodrome Casino(ロンドン ヒッポドロームカジノ)

London Hippodrome Casino(ロンドン ヒッポドロームカジノ)

元々ミュージックホールだったヒッポドロームカジノは、現在もキャバレーシアターとしての一面もあり、ライブショーが行われていたり、BARが5軒、レストランもある、イギリス国内で最大のカジノ複合施設になります。

EMPIRE CASINO London(エンパイアカジノ ロンドン)

EMPIRE CASINO London(エンパイアカジノ ロンドン)

エンパイアカジノには、レストラン・BARだけでなく、映画館もある施設になります。

この2件のカジノは、カジノだけでなく、BARやレストランも併設された、カジノがある複合施設なので、会員登録なども必要無く、18歳以上であれば、誰でも入店できます。

もちろん、ドレスコードなどは多少あるので、スマートカジュアル以上の服装は必須となりますし、若く見える方は、パスポートを持参しましょう。

レスター・スクウェアの近くにあります。

この「London Hippodrome Casino(ロンドン ヒッポドロームカジノ)」と「EMPIRE CASINO London(エンパイアカジノ ロンドン)」は、ロンドンの中心部ウエストミンスター区ウエストエンドにある、レスター・スクウェアという場所にあります。

「London Hippodrome Casino(ロンドン ヒッポドロームカジノ)」は、地下鉄のレスター・スクウェア駅を上がるとすぐにあり、「EMPIRE CASINO London(エンパイアカジノ ロンドン)」は、そこから、レスター・スクウェアの方に、繁華街を歩いていけば、すぐ辿り着けます。

お昼でも、この人だかりのレスター・スクウェア

お昼でも、この人だかりのレスター・スクウェア

とにかく、中華街や、レスタースクウェアの商業施設、レストラン・ナイトクラブなど、盛り上がっている地域なので、絶対におすすめですよ!

関連する記事

登録だけで貰えるボーナスがいっぱい。GPWA認定の日本最大級のオンラインカジノ情報メディア

最新ニュース・トーナメント情報・人気ランキングなど、業界の旬なトピックが満載。ゲームレビューや動画・・・

Sponsored

南アフリカのサーフィンのメッカであるダーバン最大のカジノ「サンコーストカジノ ホテル…

南アフリカの東にある人口320万人の港町ダーバン。黄金のビーチ「ゴールデンマイル」と、巨大カジノエンターテイ…

ツーリスト

アルゼンチン・ブエノスアイレスに行ったら船上カジノ「カジノ プエルト マデロ(Cas…

市街地でのカジノが違法とされているアルゼンチンの首都ブエノスアイレスにある、政府認可の船上カジノ「カジノ プ…

BAKA KING

カナダ、オンタリオ州ピーターボロに、24時間営業の新しいカジノ「ショアラインズカジノ…

2018年10月15日に、カナダの南部オンタリオ州ピーターボロに、カジノとレストランを備えた「Shoreli…

ますかるぽ〜ね

スポーツマンという何だか素敵な名前のロンドンのカジノ「Sportsman Casin…

スポーツの世界以外でスポーツマンという言葉を聞くことはあまりありませんが、イギリスにありました。信頼できそう…

モグラの隊長

インスタ載せちゃう?韓流スターと一緒に写真が撮れる、セブンラックカジノフォトスポット…

カジノ遊びとは関係ありませんが、セブンラックカジノに、韓流スター好きに嬉しい「フォトスポット」が用意されてい…

ワールドカジノナビ編集部

この記事が気に入ったら「いいね!」や「シェア」しよう!

この記事を作成したキュレーター

ONIONS

My Name is ONIONS!!!!

人気のカジノリゾート特集

地域別の人気まとめ記事を特集