カジノや世界遺産を中心とした世界的観光地として成長したマカオは、現在、アメリカのラスベガスを抜いて、カジノ売上高が世界一となり、カジノ大国という名称を手にしています。

このカジノだらけの街の、煌びやかで楽しさそうな雰囲気の裏には、多くの犯罪や事件があります･･･。

2015年7月28日に、日本でも活躍中のモデル「ソンミさん」の父親がマカオのカジノ王「スタンレー・ホー」から任されているカジノ「カムペックパラダイスカジノ」で、刃傷沙汰の事件が起こりました。

7月28日の午後7時頃、カムペックパラダイスカジノ2階にあるスロットフロアで、中国人の男性同士が事件を起こしました。

1万香港ドル（約16万円）を貸した男性が、借金返済を巡って言い争いとなり、隠し持っていた包丁で斬りつけたとの事。

斬りつけられた方は、血まみれで重傷を負ってしまった様です。

カジノの事件は、来客者だけが起こしている訳では無く、実は、あまりニュースで大きく取り上げられていませんが、カジノディラーが起こした事件が数多くあるのです。

マカオの34歳の男性カジノディーラーは、自らの借金150万香港ドル（約2300万円）の返済に困り、仲間にイカサマ行為で勝たせる方法を持ちかけて高額のお金を搾取したとして、業務上横領の罪に問われました。

このディーラーは、自らが勤務中に仲間にゲームで遊ばせて勝たせるという手法で、たった7回のゲームで400万香港ドル（約6200万円）の勝利を与えたようです。

マカオ人のカジノディーラーの男性は、自らが交際中の女性にカジノゲーム中に、チップを水増しして渡す簡単な行為で、35万香港ドル（約537万円）のお金を横領していたと判明。

この男性は、交際中の女性と、その友人の女性を、自らが勤務中のカジノテーブルに座らせ、女性が持っているチップを高額チップに変更していた事がわかった。たった21回の行為だけで、500万円を超える金額を手にした犯罪ですが、１枚のチップの価値が違いすぎるカジノの怖さを感じます。

ランドカジノでは、ディラー・プレイヤー共に、ほぼ全ての不正を見抜くことができる高性能の監視システムを導入しており、何か犯罪を犯して、そのままでいられる事など皆無といえます。