今年もヨーロッパサッカーの頂点を決める戦い「UEFAチャンピオンズリーグ 2016-17」が始まりました。ここ３年はスペインのクラブの圧倒的な強さが際だっていますが、対抗馬であるドイツやプレミア勢はどれぐらい割って入る事ができるのでしょうか？

今年のチャンピオンズリーグの注目ポイントと、大手ブックメーカー２社の優勝予想オッズと、得点王予想オッズをチェックします。

ブックメーカーの人気予想でも毎年常連の１番人気になっているが最強の３トップ「ＭＳＮ」を要するバルセロナ。昨年はベスト8止まりだったが、今年は、既に国内スーパーカップ（スーペルコパ・デ・エスパーニャ）を勝利し、４冠達成に向けて進んでいる。

2012-13以降、決勝にも進めていないバイエルンだが、今年はチームの攻撃の要でもある アリエン・ロッベンが怪我から復活。チャンピオンズリーグ・グループステージでもゴールを決めている。攻撃から守備までバランスの良いメンバーが集まるバイエルンの今年は期待できそう。

何故か現段階でも６倍を超えるオッズがついている昨年の覇者レアル･マドリード。ジネディーヌ・ジダン体制２年目で良い時期であると共に、バルセロナに負けない世界最強の３トップ「ＢＢＣ」は破壊力抜群。優勝の鍵は、例年通りクリスティアーノ・ロナウドの働き次第となりそう。

シメオネ監督のもと、世界最強の選手集団ではないものの、組織力で数年、チャンピオンズリーグで良い成績を収めている。毎年フィーバーした選手はビッククラブへ移籍してしまうので、予想が難しいクラブでもあります。今年は、グリーズマンの活躍次第と言えるでしょう。

チャンピオンズリーグとは縁がないのか、良い選手が揃って、毎年優勝候補には上げられているものの、上位への進出もままならないマンチェスター・シティ。今期は、優勝請負人であるグアルディオラが監督に就任し、移籍市場でも、ＦＷノリートやＤＦストーンズを獲得。初優勝も狙える布陣は揃っています。

かつては世界最強リーグと呼ばれたイタリア・セリエＡもチャンピオンズリーグで勝ち進めるクラブは唯一ユヴェントスのみ。昨年もベスト16止まりの上、チームの10番で天才と言われるポール・ポグバ を放出。勝ち上がっていけるのだろうか？

トゥヘル監督の２年目では、チームの主力選手であった、ギュンドアン、ムヒタリアン、フンメルスを放出したが、マリオ・ゲッツェが戻ってきた。香川を含め、新しいチームの形がまだまだだが、徐々に復活の兆しもある。

昨年のプレミアリーグ制覇というミラクルを起こしたレスター・シティは、UEFAチャンピオンズリーグに今年初出場。グループリーグも良い組み分けに入り、決勝トーナメント進出に向けて、初戦のクラブ・ブリュージュKVに勝利している。

今回は、イギリスの大手ブックメーカー２社の予想オッズに少し差があるので、両方紹介したいと思います。

まずは、ウィリアムヒルの優勝予想オッズから。

次が、bet365の優勝予想オッズです。

この２社を比較すると、４番人気と５番人気の順位が違っている事がわかります。上位クラブの予想では、ウィリアムヒルよりもbet365の方がオッズが高くついており、下位予想クラブでは、ウィリアムヒルが高いオッズになっています。

各社の運営カラーの違いがオッズにも反映されているのがよくわかります。

この点を踏まえると、先程の「４番人気と５番人気の順位の違い」から読み取れるのが、マンチェスター・シティの人気が強いという事が言えます。