しかも、この売春の利権を握っていた関係者の中に、マカオのカジノ王スタンレー・ホーの甥が含まれていたから大事件に発展。

リスボアの回遊魚はあからさますぎたので、かなり有名になり、摘発となりましたが、ヴェネチアンホテルのカジノ内にいる回遊魚はまだ健在のようです。

ヴェネチアンの回遊魚の相場は、1000～2000HKDとなっており、ほとんどの女性が1000HKDで楽しめてしまう。なんでも、2000HKDは、スペシャルというオプション的な要素の金額らしく、そのスペシャルはこんな事らしい･･･

リスボアの女性達と比べて、服装も地味で、パッと見ではわからない様な雰囲気で客引きをしているようですが、まぁしばらく見ていると気付くという情報が多くあります。

なんと2016年1月の情報では、ヴェネチアンホテルのホテルの客室フロアでエレベーターを降りてきた宿泊客を狙った客引きも行われているとか。

実は、回遊魚（売春婦）になるにも女性達はかなり大変だったようなのです。これだけの都市でサウナなどの合法的風俗がある中で、売春婦をやるには、黒い世界への了承が必要になるでしょうから、その代金という事なのでしょう。

入会金：１５万香港ドル（約225万円）
保護費：月額１万香港ドル（約15万円）

これだけの金額がかかるので、１回1500～4000香港ドルの稼ぎを何度も取らないと、なかなか回収は難しいというなかなか大変な仕事です。

こんな商売方法なので、見た目が良ければ稼げるしか方法がありませんから、美人でスタイルが良ければ相当な稼ぎが獲れたようですが･･･

摘発以降、当然ですが、売春行為は陰を潜め、その象徴的な場所だったホテル・リスボアからは回遊魚は消えてしまいました･･･。

セクシーな服装の回遊魚（売春婦）が沢山歩いているというだけで、男性達は買わなくても、眺めるためにレストランに入ったり、この場所に訪れていましたし、回遊魚達もお店で食事やお茶をしながら、客を集めていたので、それが無くなった事で、売上が激減したという流れに･･･。

高いお金を払って回遊魚（売春婦）になっている訳ですし、これを仕事として生活してきた女性達ですから、簡単に辞める事はできません。むしろ辞めると暮らしていけなくなります。

だから、場所を変えてどうにか生きていける場所で生きようとし続けるでしょう。現在のヴェネチアンが良い例です。

「回遊魚」は絶滅危惧種ですが、まだまだ絶滅はしなそうです。