ドイツとフランスでカジノ経営が同時期に禁止されたことがあったそうで、ブラン兄弟の活躍の場がモナコのモンテカルロに移ったそうです。
投資法の「モンテカルロ法」の由来にもなったカジノの聖地ですね。
ルーレット-カジノと言うラインも存在するとは、カジノの女王たる威厳あるゲームですよね。
紳士淑女がはまりまくったようです。

バートホンブルクのカジノの風景

バートホンブルクのカジノの風景

実はこの2人、ルーレットの秘密を教わるために悪魔と契約を結んだという伝説があります。それは、1から36までのルーレット回転盤の数字をすべて加算すると、悪魔の数字として知られる「666」になるという事が由来していると言われています。

ルーレットを引っさげてカジノ経営に乗り出して大成功したブラン兄弟ですから、莫大な富の由来を偶然や運とするよりも何かしら特別な秘密があったと勘繰りたくなるものですよね。
ブルースのパイオニアであるロバートジョンソンが、クロスロードで悪魔とに魂を売ってブルースを自分のものにした、という伝説を思い出します。

1842年、ついにフランコワとルイのブランク兄弟が、シングルゼロの回転盤のアイデアを思いつきました。ハウスに有利となるゼロの数字を回転盤に加えることで、ルーレットにおけるハウス側の勝率が格段に向上しました。

さっきも出てきましたよね、「シングルゼロ」。

「0」と「00」

ブラン兄弟がカジノ経営を始めたときは、「1」~「36」の数字のほかに、「0」と「00」があったそうです。
それから1842年に「00」を除いたルーレットを導入して、この「0」のみのものが「ヨーロピアンタイプ」と呼ばれています。

シングルゼロ / ヨーロピアンタイプ

シングルゼロ / ヨーロピアンタイプ

ダブルゼロ / アメリカンタイプ

ダブルゼロ / アメリカンタイプ

ちなみに、カジノ胴元側の勝つ確率でいえば、「シングルゼロ」だけのヨーロピアンタイプでは2.7%、「ダブルゼロ」もあるアメリカンタイプでは5.26%と倍に近い数字がでている。そのためなのかアメリカの方がルーレットの人気がヨーロッパに比べると低いようだ。

「00」を抜くことによって控除率が半分になったわけです。
37枠と38枠の差は大きいですよね。
これまでプレーしていた人々が狂喜乱舞したわけです。

ヨーロピアンとアメリカン

ダブル・ゼロ/シングル・ゼロはどちらもフランスで生み出されましたが、ダブル・ゼロはアメリカで受け入れられて生き残ったため、アメリカ式ホイールとして知られるようになり、ヨーロッパではシングル・ゼロはダブル・ゼロを押しのける人気となりました。

どちらもヨーロッパオリジナルだけれども、ダブルゼロのあるホイールがアメリカに残ったから「アメリカンタイプ」と呼ばれるようになったということですね。

主にアメリカンスタイルを採用する国
 アメリカ・韓国

主にヨーロピアンスタイルを採用する国
 アメリカ・フランス・ドイツ・イタリア
 スペイン・ポルトガル・オーストリア

単一ではないパターンを採用する国
 シンガポール・マカオ

ルーレットをプレイするならまずはホイールを確認するのが無難ですよね。

「マカオタイプ」というものもあるそうです。
シングル「0」だが数字の配列は旧来のアメリカンタイプのもの、というヤツです。

マカオタイプ 「00」なしで数字の配列がアメリカンタイプ

マカオタイプ 「00」なしで数字の配列がアメリカンタイプ

ディーラーは狙ったところに落とせるか

映画などで見たことありますよね、デイ―ラ―がここぞという時に数字を狙う場面。

カジノはディーラーが客とコンビを組むことを常に警戒しているので、ディーラーがねらうこと自体許さない。しかしディーラーも人間であるから毎日毎日ボールを投げていれば、このスピードでこのスピンで投げればどのへんに落ちるか分かるようになる。だからといってねらうことは上記の理由でしないというのが現実ではないだろうか。

狙えるけど狙わないって、なんだか我慢しなきゃいけないようにも響きますが…

入りま~す♪

入りま~す♪

アメリカン・ダブル 0 のルーレットでは、無作為にボールを投げた場合に 1 つの数字に当たる確率は 1 / 38 = 2.63 % です。

いくらディーラーが毎日練習しようとも、せいぜい 10 % 前後になる程度で、思いのままにボールを操れる訳ではありません。

万が一、天才的なディーラーがいて、百発百中で狙いを外さないとすると、別の問題が生じます。

そのディーラーが、仲間とグルになって収益を減らす可能性があるので、カジノが雇わないのです。

狙えるとしても、カジノサイドに知れたらディーラーは即アウトということですね。

カジノで起きる不正の 6 割以上が、従業員によるものだと言われます。
ディーラーの不正には、カジノも細心の注意を払っているのです。

カジノにとっての「腕の良さ」とは「狙った数字にボールを落とすこと」ではなく、「手際よくゲームを進めたり、客に多額のチップを使わせたりすること」と言えるでしょう。

ただし、「思った数字に入れる」ことはできなくても、熟練ディーラーであれば「思った数字に入れない」ことはできるかもしれません。

通常の確率は 2.63 %
思った数字に入れられる確率は 10 % 前後
思った数字に入れないことはできるかも

このように考えると、ゲーム中にディーラーにチップを奮発して、ボールが投入される前に賭けても損はないかもしれませんね。
ルーレットの扱いに慣れている上手いディーラーは、勝負どころで「0」と「00」を狙い、両隣り2つくらいまでに入れられると言われています。

一方、下手なディーラーは5マス以上ズレるのが目立つようなので、ゲームプレイ前にディーラーを見極めておくのも良いと思います。

限りなく「グレー」といいますか。
そこそこ狙えるような気がしてしまいます。
油断禁物ですよね、特に調子がよろしいとき。
ディーラーとゲームの進行の様子をよく見るのは大事そうですね。
そして気になる人(時)は、ディーラーがボールを投入してからベットするのが間違いないということですね。
それでは実際のゲームを見てみましょう。

ゲーム進行

カードゲームと違って、ボールの止まる位置を当てるゲームですから、スキルはいらない訳です。
「no more bet」の声がかかるまでに賭けてしまえばそれでよいのです。
強いて言えばこのベットの仕方がルーレットの「スキル」ということになるでしょう。

レイアウト

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この記事を作成したキュレーター

Bロッド

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