マカオの旅!最新カジノ事情と世界遺産の楽しみ方。
中国であって中国でない!?マカオの深い歴史を通して、世界遺産ハンターからギャンブラーまで、世界中の人々を惹きつけてやまないその魅力に迫ってみます。
現代のマカオの発展を語るのに欠かせない人物がいます。
スタンレー・ホー(中国語名:何鴻燊、英語: Stanley Ho、1921年11月25日 - )は、香港、マカオの実業家。
香港およびマカオ等において多数の土地を所有すると同時に、娯楽、観光、船舶、不動産、航空、銀行など、多種にわたるビジネスを展開している。実に35年以上に亘ってマカオのギャンブル産業界に君臨し続けており、同国におけるカジノの経営権を長年独占していたというその様態をもって、時に「ギャンブルの帝王」、「マカオの盟主」、「カジノ王」などと渾名されることもある。
アジアにおける上位富豪の一人に数えられ、雑誌フォーブスの2006年度世界長者番付において、世界で59番目の長者に選ばれている。その収入はマカオのGDPのおよそ三分の一を構成するとされ、また、2003年度に納めた税額はマカオ政府の歳入の30%に達した。
関係ないですがこの方、アクション映画スターのブルース・リーと同じ一族だそうです。(祖父同士が兄弟)
そして先ほどの論文「マカオカジノとSTDM」によりますと…
カジノライセンスは、
1930年から豪興公司(Hou Heng Company)取得
1937年から泰興娯楽公司(Tai Heng Company)が取得
と営業権が何度か移転しつつ、ヨーロッパ流のゲームが入り、豪華な客室や娯楽施設が併設されるなどしていきました。
そこへ日中戦争が起こり、宗主国であるポルトガルが中立であったために難民や資産家たちが周辺から逃げ込んできたそうです。大賑わいですね。
ところが戦争が終わるとみんなマカオを去って行って、マカオ経済は転落の一途をたどり…
1950年代のどん底から脱け出すべく、時のマカオ総督「馬済時」という人が汚職と腐敗の温床であるマカオ賭博業の再建を掲げて改革に取り組み、ライセンスの入札制度の透明化から切り込んでいきます。
そして賭博専営権所有者に対して、マカオのインフラ整備、公共事業までをも担わせ、その上利益には更に税金をかけていく、ということにしました。カジノの利益でマカオの再建をぜんぶやれと。観光大使もやれと。
それまでの専営権所有者は、いわゆる個人商店の枠を出るものではなかったので手も足も出ないような大転換です。
そこへ満を持して手を挙げたのが、スタンレー・ホーと3人の仲間たちによる「STDM」社だったのです。
1961年のことでした。
STDM社は、
ライセンス契約に基づきカジノ全体の装飾の西洋化、新種類のゲームの導入を行うとともに香港からのフェリー輸送を近代化して、
大量かつ迅速に香港からの観光客の輸送を図った。
また、マカオ半島東側の外港を浚渫した船舶の出入港を容易にし、
フェリー発着場を整備したため観光客の流れはさらに良好となった。
ここから快進撃がはじまります。
1970年にSTDM社は、
カジノ・ホテル・レストランを併設した葡京酒店(リスボアホテル)を開設し、ここにマカオにおける新しいカジノの総本拠地が完成した。
STDM社がカジノ営業権の更新にあたってマカオ政庁に納付するのが、賭博税(博彩税)と契約更新料である。
STDM社は2001年までにマカオ政庁との間で計8回の契約更新を行っている。
賭博税の税率も年毎に増加するとともに契約更新料は、その更新時において金額が規定される。
「鬼総督」馬済時の画期的な刷新政策とスタンレー・ホーの実業手腕がどっぷりと融合した結果、「東洋のラスベガス」が生まれたということだったんですね。
決して偶然なったわけではないということがわかります。
「成功」ってどうしてこんなにワクワクするんでしょうね。
なんだかギャンブルみたいですよね。
1999年にマカオが中国に返還されたことに伴い2002年に経営権の国際入札が実施され、独占ではなくなりました。
それからラスベガスや香港などの海外資本がマカオのカジノ産業に加入してきて、現在のマカオの姿(変わり続けていますが)へと変貌してくるのですね。
スタンレー・ホーに関しては日本語で伝記が読めますので、興味のある方は読んでみたらいかがでしょうか。
それでは、現在遊べるマカオのカジノを見てみましょう。
マカオカジノ その1 コタイ地区
マカオカジノ その1 コタイ地区
いわゆるIR(統合型リゾート)の最先端、エンターテインメントリゾートの群雄割拠する新しい埋立地エリアです。
2004年のサンズ・マカオを皮切りとして、外資系カジノメジャーを中心に規模と豪華さを競って立ち並ぶ夢のエリア。
それぞれに独自の世界観を持って展開されているので、短期滞在であればひとつに焦点を絞っていかないと遊びきれないスケールです。
マカオの最先端・エンターテインメント型リゾートの最先端がここに集約されているので、新しいモノ大好きの方は是非行ってみてください。
ザ ヴェネチアン マカオ リゾートホテル / 澳門威尼斯人度假村酒店 THE VENETIAN MACAO-RESORT-HOTEL
2007年8月コタイ地区に登場した総合リゾート、ヴェネチアン・マカオ・リゾート・ホテルの中核を成す世界一のフロア面積を誇る豪華絢爛な巨大カジノ。
カジノ面積:546,000スクウェアフィート(50,778㎡)
ゲーム機:3,000台
テーブルとポーカーゲーム:870台
レストランとバー:24
客室:3,000室
ウェブサイト:venetianmacao.com
ザ・ヴェネチアン・マカオ・リゾート・ホテルは、アジア中のギャンブラーにとって、最大の憧れの地の1つとなっています。シェルドン・アデルソンのラスベガス·サンズによって管理されているヴェネチアンは、マカオのダウンタウンから沖合の埋め立てられた場所、コタイ地区にオープンした最初の巨大カジノでした。リゾート施設内を歩くと、建物、アトラクション、そして、シルク・ドゥ・ソレイユのZaiaショーなどの娯楽施設といった、多少変わった組み合わせに目を見張ります。ラスベガス同様。街を流れる大運河をゴンドラで下るサービスを楽しめます。
2007年8月、コタイ地区に総面積70ヘクタールのアジア最大級の総合エンターテイメントリゾートホテルとしてオープン! 3,000の客室は全て70平米を越える大きさ。
ラスベガスの姉妹施設の2倍を誇る敷地規模に、バロック調をテーマとしたモールやモール内をいきかうゴンドラ、350ものトップブランドのショップ、そして世界屈指のコンベンションとエキシビション施設を完備した、アジア最大級の総合エンターテイメントリゾートホテルです。
6,000台のスロットマシンが立ち並ぶ巨大カジノフロア
アジア最大級の巨大カジノとして、6,000台のスロットマシンが立ち並び、バカラ、ファンタン、カリビアン、スタッドポーカー、ブラックジャック、ルーレットなどのゲームテーブルも800台以上ございます。雰囲気は豪華そのもの、非日常の空間をお楽しみ下さい。
●ベネチアンホテルの室内
ホテルは、更に上の階です。
カジノフロアーから、エレベーターで上がります。
初めての方は、広過ぎてエレベーター乗り場を探すのに迷う場合があります。
エレベーターを降りても、一番端の部屋だと、100mぐらい歩きます。
遠いって感じます。
部屋へ入ると、ビックリ!
普通のプランの部屋なのに、広い~
ベッド・・・キングサイズ
テーブルがあり、2間ある感じの室内。
お風呂も広く、オシャレ
50㎡ぐらいの広さ
日本のホテルは、狭すぎ~って思います。
普通のプランで、この広さなら、スイートルームはいったいどんだけ
広いのだろ~って思います。
マカオは、外でもあちこち見る場所があるので、ヴェネチアン内で最低2日過ごし、
マカオタワーや違うカジノホテルなど見ようと思えば、最低5日は滞在することをお勧めします。
コタイ セントラル Cotai Central
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この記事を作成したキュレーター
やっぱカジノすよね!
ザ・ベネチアン・マカオ内にある、グランド・ホールと呼ばれる大ホールです。カジノ及びショッピングエリアであるグランド・・カナル・ショップスとも繋がっています。