連勝していることを「ツラ」と言います。
「バンカー」の「ツラ」は「バンヅラ」などと呼ばれます。

「ツラ」のほかに、「テレコ」「L字」「ニコイチ」「すだれ」「だんご」など多数の形の呼び名があります。

テレコ/テンコ/横ヅラ

テレコ/テンコ/横ヅラ

ニコイチ/ニコニコ

ニコイチ/ニコニコ

「ツラ」が続いていることを「ツラ追い」と言います。

”喧嘩と博奕はツラを張れ”という日本の博徒の格言があるようです。

これは例えば、バカラや大小のゲームにおいて、どちらかに勝ちが連続して出ているときはその流れに乗れるか乗れないかが勝負を左右することを指しています。

バカラでバンカー側が10連勝している時に、”そろそろ次はプレイヤーかな”ではなく、11連勝する方(ツラ)に賭けるということです。

なんだか面白いことになってきました。
25年以上カジノでプレーしているギャンブラーのことばです。

大数の法則と確率の収束

大数の法則とは、コイン投げを数多く繰り返すことによって表の出る回数が1/2に近くなど、数多くの試行を重ねることにより事象の出現回数が理論上の値に近づく定理のことをいう。

ゲームを繰り返し続けた果てに、バカラではいつかは「バンカー」の勝率が50.685%ピッタリになる、という法則ですね。
ここで、「いつか」ってどれくらい先のことか気になりますよね。
無限に続ければヒッキョウそうなる、と言われても、人類が繰り返せるゲーム数は有限ですし…

ということで、「プライムFX研究所」というサイトに、コイントスをして表が出たら+1、裏が出たら-1、ということで試行したデータがありました。下図は、1万回トスして出た最終得点を、1000回分記録して、その分布をグラフ化したものです。

X軸は最終得点 / Y軸は回数

X軸は最終得点 / Y軸は回数

これを、1000のバカラテーブルで1万回ゲームした結果だと置き換えてみたらどうでしょう?
「0」前後のテーブルが確かに多いですよね、収束してますよね。
しかし、-400のテーブルがあります。このテーブルでは「バンカー」(「プレーヤー」でもいいですとにかくどちらか)が5200勝4800敗だったということになります。
+300あたりのテーブルもあります。相当な偏りですよね。

それぞれのテーブルの、1万ゲームをひとつずつ見ていったら、どんなかんじになるのでしょう。「テレコ」がずっと続くなんてのは、千テーブルではなかなかなさそうです。
「バンカー」に傾いたり「プレーヤー」に傾いたりしながら、ジグザグに、イーブンという「収束」を目指して進んでいくものなのですね。

L字 / ドラゴン

L字 / ドラゴン

なんだかツラの伸びがドラマチックに見えてきますよね。
ランドカジノでツラが「20」まで伸びるのを見た、などという話をよくききます。
「ツラ」がどれだけ伸びるのか、ということは、事態がどれだけ「収束」というゴールへの道のりから逸れてゆくか、と言えるでしょう。いつ「収束」へ向かって跳ね戻されてもおかしくない、という状況で、またひとつ、もうひとつ伸びてゆく「ツラ」。これに如何にうまく乗るか、というエッジの感覚がバカラゲームの魅力なんですね。

バカラで最終的に勝率を上げるには!?

人間罫線

「運」に左右されるゲームであれば、「ツキ」がものを言います。

もう一つの罫線があります。

それは、人間罫線と呼ばれています。

どういうことでしょうか。

カジノで良く見かける光景を思い浮かべてください。

負けがこんでイライラしている賭け手がいます。

負けを取り返すべく、大金をチップに替えて逆転の大勝負に打って出ます。

ところが、こういう賭け手に限って、なぜか負けるのがカジノ。

ということは、負けがこんでイライラしている人とは反対、いわゆる逆張りをすれば勝てるワケです。

こうした人間観察力によって予想をたてることを人間罫線を呼んでいます。
または「ツイてる人間を追う」ことです。

自分自身が「勝負熱」に呑まれずに、クールな視線で他人の「ツキ」を観察する方法です。
自分に「ツキ」がないと思える時でも使える手ですよね。
「ツキ」を信じきれない人にもお勧めの手法です。

メンタルバランス

結局のところバカラの必勝法は、「ツイ」ているときに大きく賭けて、「ツイ」ていないときに少なく賭けるか離れるか、ということになりますよね。
ここまで来てあっさりと言ってしまうようですが、やはりこれが正解なのではないでしょうか。

ラスベガスではアルコールはフリードリンクです。これは本当は単なるサービスからではありません。ちゃんとしたカジノの戦略なのです。アルコールによってプレイヤーの気持ちを大きくさせて正常な判断をさせないようにしているのです。

ギャンブルでの「勝ち」には際限があっても、「負け」には際限がないのが通常です。気持ちを正常に保って負けを抑えるということは、ある意味、攻略法よりも重要な要素なのです。

わかる気がします。
意識が冴えわたっていなければツキもへったくれもありませんよね。
「負け」に際限がないとは切実です。

森巣博

森巣博

バカラはその勝負は2分の1の丁半博打ですが、数学的には長く行えばおこなうほど2分の1の確率に収斂されたとしても、控除率により胴元側が確実に儲かるのです。

なので、2分の1の確率が自分に都合よく幸いしたときに、それが災いへと転じる前に勝ちを確定させることが肝要ということです。

勝ち逃げできるか、できないか

敗けを喰い止めて如何に勝ち分を持ち出せるか。

日本の賭場で使われる格言「勝負の機微は、駒の上げ下げ」が著者により書かれています。

これは、自分が負けのスパイラルにいるときには勝負を避け「見」をする、または賭け金を軽くして受け身を行い、勝負所を見極めて大きく賭ける(攻撃する)等、勝負を決める賭け金の上げ下げの重要性の説明に用いられています。

受け身ができるか、できないか

実際のゲーム中で「駒の上げ下げ」を上手にするのは簡単ではなさそうですが、ゲームの渦中で実感に基づいて、少し上げたり下げたりして手応えを確かめてみることは可能でしょう。

あの与沢翼氏は現在シンガーポールでVIPバカラをしているそうです

あの与沢翼氏は現在シンガーポールでVIPバカラをしているそうです

「一日に50万円負けたら、その日は切り上げます。要は損切りが大事なのですが、手持ち金が少ないと気持ちに余裕がなくなり、冷静な判断ができない。だから、私は投資用として2500万円ほどプールして、『この50万円はあくまで全体の資金のうちの2%である』という意識を忘れず、気持ちの余裕を保つようにしています」

敗けを最小限に抑えて、冷静さを失わないようにすること。

そして、負けている人の特徴がわかってきました。
それは、

①流れに逆らう。
②負けた時に抗う。
③追加資金を次々に投入する。
④連続で賭ける。
⑤1日のプラマイを気にして帰れない(1か月という単位で見ていない)。

などが挙げられます。
一方、私が見極めた独自の方法は以下です。

与沢式
①流れに沿う。
②勝ったときには連続で勝負に出る。
③流れが変化したときに、手を引く。
④変化後の流れを見極めてからその流れが変わるまでに賭けて勝ち逃げる(つまり、変化後の変化をとらえ、次の変化までに逃げる)
⑤マイナスで帰れる。
⑥それは収支を1か月で見ているから。
⑦集中している。雑談やおしゃべりはない。
⑧大金をかけることに恐怖を感じていない(賭けられない人はバカラに向きません)。
⑨一度勝った勝ち金を保険金として次の勝負に出ていく(保険金がなくなればもう一度ミニマムから再度こつこつと貯めていく)。
⑩軍資金をためて、それを全額かけて一気に伸ばしていく。
⑪軍資金の大勝負で負けたら、また一からコツコツ軍資金を貯める。
⑫通常ベッドの5倍~10倍の資金で勝利したら、負けるまで、その同額で勝負する(3回連続で100万をかけ、1回100万負けても、200万円の大きな勝利金が瞬時に得られる。逆になくなればまた100万の軍資金をコツコツ貯めれば良い。0に戻るだけ。私は軍資金を貯め、50万、100万の連続勝負で一気に上昇し勝ち逃げることを毎回狙っています。)
⑬一度負けたらクールダウン。ミニマムベッドから再開

などです。

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この記事を作成したキュレーター

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