カジノ・カンピオーネ・ディターリア

カジノ・カンピオーネ・ディターリア

飛び地の街「カンピョーネ・ディターリア」には、イタリアの公営カジノ「カジノ・カンピオーネ・ディタリア(Casino Municipale Campione d’Italia)」があり、観光客や地元の人々の憩いの場となっています。

カンピョーネ・ディターリア(イタリア語: Campione d’Italia)は、イタリア共和国ロンバルディア州コモ県に属する、人口約2100人の基礎自治体(コムーネ)。ルガーノ湖のほとりに位置する町で、周囲をスイス領に囲まれたイタリアの飛び地である。

イタリアの飛び地「カンピオーネ・ディターリア」とは?

イタリアだけどスイスに囲まれている「飛び地」にあるイタリアが、この「カンピオーネ・ディターリア(Campione d’Italia)」という場所。地理的には、スイスの一部の様な場所だけに、経済や通貨も、スイスフランを使用されている特殊な街になります。

イタリア本土から一番近い街「ランツォ・ディンテルヴィ」との距離はたった14kmなので、すぐですが、一度スイスを経由してたどり着ける場所になります。

街の入り口の独立広場の門

街の入り口の独立広場の門

スイスから、カンピオーネ・ディタリアに入る場所にあるのが「独立広場(Piazza Indipendenza) 」です。ここから先は、イタリア領土になります。国が変わりますが、特にパスポートチェックも入国審査もありません。

イタリアのミラノから車で1時間ほどのところに、ルガーノというスイスの街がある。多数のプライベートバンクが集積する南スイスの金融街である。この街から車で15分ほど行くと、ルガーノ湖の対岸にイタリアの飛び地、カンピオーネ・ディタリアがある。国境もパスポートチェックもなく、いつの間にかイタリアに逆戻りするわけだが、写真のような門が訪問者を黙って迎えてくれる。

街の一大産業はカジノ

カンピオーネ・ディターリアは、街の2割近い人がカジノに関係する仕事に従事している街として知られています。人口2000人ほどの小さな街に、こんなヨーロッパ最大級の施設があるので、ほぼそうなるのは必然と言えます。

Casino Municipale Campione d’Italia

Casino Municipale Campione d’Italia

ルガーノ湖の湖畔に面して、周りの建物に比べて急に洗練されたカジノがあります。スイスの有名建築家であるマリオ・ボッタの作品。

街の最大の産業が観光とカジノで、人口の18%が何らかの形でカジノ関連で働いているとか。スイスの税金の安さと風光明媚さを持ちつつ、スイスの兵役からも免除されている、ある意味恵まれた街といえます。
上空から見ると小さな街である事がわかる。

上空から見ると小さな街である事がわかる。

ルガーノ湖の湖畔と、少し奥は山に囲まれた、本当に小さな街である事がわかります。

夜のカジノ・カンピオーネ・ディターリア

イタリアのミラノからは車で1時間程で来れてしまう場所なので、夜には観光客やイタリア・スイスの人でカジノは賑わいます。

この街は、こういった飛び地という地理的な条件がある事も考慮されて、ギャンブルに関する規制も、イタリア・スイスの規制よりも緩く設定されているので、プレイヤーにとっては遊びやすい地でもあります。特に、ベット上限が無いのは、ハイローラーには嬉しい特典。

このカジノの収益で街が支えられているのは、数字にも表れています。

年間の賭博総収益が1億8000万フラン ( 約178億円 ) に達するカンピオーネ

1999年に改装され最先端のカジノ空間に。

1933年に作られたカジノ・カンピオーネ・ディターリアは、1999年に改装され、シアターや、レストランもあるIR施設へと変貌。10階建ての現代的なカジノへと生まれ変わりました。

ポーカーは人気が高く、テキサスホールデムポーカーとはじめ、キャッシュゲームやトーナメントが毎日開催されています。(テキサスポーカー・ロシアンポーカー・ウルテメイト テキサスホールデム・カリビアンスタッドポーカーなど。)

遊べるテーブルゲームは、ポーカー以外に31台あります。(ブラックジャック・ルーレット・フェアルーレット・プントバンコ(バカラ)・クラップス)

スロット台数220台

スロット台数220台

テーブルゲームは、ディーラーが必要なので、14時30分からオープンとなりますが、スロットは無人なので、12時(日・祝は11時)から遊べます。

ミラノからカジノ「カンピオーネ・ディタリア」へのツアーもある。

イタリア旅行に行ったついでに、カンピオーネのカジノへ行くツアーも旅行代理店から販売されています。 とはいえ、カンピオーネでの観光時間は全く無く、ミラノから1時間のドライブで「カンピオーネ・ディタリア」に到着し、2時間カジノで過ごしたら、そのままミラノへ帰るというツアーになります。

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この記事を作成したキュレーター

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