イギリスのEU離脱でスコットランドの独立騒動が再び。

2014年に行われたスコットランドがイギリスから独立したいとう声を問う国民投票。

1707年のイングランドとの合併以来、スコットランドの議会はグレートブリテン議会(The Parliament of Great Britain、後にグレートブリテンおよび北アイルランド連合王国議会 Parliament of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)に統合されていたが、歴史的経緯から伝統的にイングランドに対抗意識を持っていたスコットランドでは独自の議会設置を求める声が高まっていた。

北海油田の利権のめぐって、スコットランドは、独立した後の利益を模索していたが、84.59%もの国民が参加した投票の結果「独立は否決」されましたが、今回のイギリスの「EU離脱」を受けて、EUに留まりたいスコットランドは再度、独立を問う国民投票が行われる可能性が高まっています。

EU=ヨーロッパ連合からの離脱が多数を占めたイギリスの国民投票で、スコットランドの住民の多くが残留に投票したことを受け、スコットランド民族党のスタージョン党首は、イギリスからの独立を問う住民投票を再度実施するのに必要な法案の準備を進めることを明らかにしました。

スコットランドの国民の62%が「EU残留」を望んだ中で、イギリス全土では、離脱派が勝利し、今回の結果になってしまった事で、スコットランド国民としては、不利益を被る事になってしまった・・・。

こうなってしまうのは、イギリスという国の作りによります。イギリスは、「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」という名前の通り、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドという4つの地域から構成される国が、1つのイギリス(英国)という国になっています。

要するに、それぞれの国が集まった集合体なので、アイデンティティもそれぞれの国で違うという事から、この問題が起きています。

ブックメーカーがスコットランドの独立を予想

ブックメーカーは、今回の件を受けて、スコットランドが「独立を目指す国民投票」をするか、しないか。また、その独立が決定するか予想するオッズを公開しました。

スコットランド独立に関する予想オッズ

スコットランド独立に関する予想オッズ

上の予想は、「Will There Be Another Independence Referendum Before The End Of 2024?」で、2024年までに、スコットランドが独立を問う国民投票を実施するか?という物。圧倒的に「する」が人気になっています。

下側は、「Scotland To Vote For Independence By End Of 2024」で、2024年までに、独立が決定するか?という予想オッズになっています。

イギリス政治も大きく動きそう・・・。

EU離脱を受けて、残留派のリーダーであった「デビット・キャメロン首相」は、辞任を発表。EUから外れたイギリスを率いていくのは、別の首相という事になりました。

そして、そのイギリス政治で次の首相になると予想されるのは、当然ですが、EU離脱を推し進めてきた政党の党首になる可能性が高くなります。

ブックメーカーは、事実上の首相候補予想として、現在の与党の党首予想を発表し、更に、野党に関しても関連のオッズを発表しました。

キャメロン首相の後釜「次の首相候補は?」

キャメロン首相の後釜「次の首相候補は?」

デビット・キャメロン首相が率いていた与党である保守党(Conservative and Unionist Party)は、キャメロン氏の辞任で、「次の党首=首相」という流れになります。

ブックメーカーが発表した党首予想では、同じ保守党でも、離脱派であった、前ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏(Boris Johnson)が有力候補となっています。

前ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏(Boris Johnson)

前ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏(Boris Johnson)

イギリス独立党(UK Independence Party)

イギリス独立党(UK Independence Party)

UKIP(独立党)はの現在の党首は、ナイジェル・ファラージ(Nigel Farage)。EU離脱派のリーダー的存在の彼の後に党首になる人の予想です。

現党首ナイジェル・ファラージ(Nigel Farage)

現党首ナイジェル・ファラージ(Nigel Farage)

イギリス労働党(Labour Party)

イギリス労働党(Labour Party)

現在の党首、ジェレミー・コービン(Jeremy Corbyn)の後に党首になる人を予想しています。ジェレミー・コービンは、本人は、離脱派として知られていますが、党としては残留派となっていました。

現党首ジェレミー・コービン(Jeremy Corbyn)

現党首ジェレミー・コービン(Jeremy Corbyn)

今後まだまだ、イギリスとヨーロッパの政治に関しては、話題が豊富に出てくることが予想されますので、関連したオッズが発表されると思います。

今後の「EU圏内」の動向に注目しましょう。

オッズ提供

ウィリアムヒル(WilliamHILL)

それぞれの最新オッズは、オッズ提供元であるウィリアムヒルのウェブサイトでご確認いただけます。
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この記事を作成したキュレーター

SHINJI

ラスベガス在住の30代です。カジノも好きですが、仲間とミラージュでスポーツブックを楽しむのが今のトレンドです。

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